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小説好きにAudibleは不向き?映像派読者の苦悩

本を読むと、頭の中に映画のような映像が浮かんでくる──そんなタイプの読書家にとって、Audibleは少し不自由に感じられるかもしれません。
私自身も何度か挑戦しましたが、朗読者のペースに合わせることに違和感を覚え、最終的にAudibleをやめてしまいました。

どんなに好きな声優でも「なんか違う」と思ってしまうのです。この記事では「小説を映像で読むタイプの人にAudibleが合わない理由」と「Audibleを活かせる場合」について掘り下げます。


Audibleとは?サービスの特徴を整理

Amazonが提供するAudibleは、プロの声優やナレーターが朗読する音声コンテンツを楽しめるサービスです。月額1,500円で12万冊以上が聴き放題。移動中や家事の合間に「ながら読書」ができる点が大きな魅力です。
株式会社ICT総研の2023年調査によると、日本国内のオーディオブック利用者は約300万人とされ、年々増加傾向にあります。しかし、利用者の満足度は「ジャンルによって差がある」という結果も報告されています。


小説を「映像で読む人」にAudibleが合わない理由

自分のペースで読む楽しみが奪われる

小説を読むとき、読者は自分なりのテンポで物語を追います。
セリフの余韻を感じたり、伏線回収のために前のページに戻ったりすることもあります。

Audibleでは朗読者のスピードに縛られ、自由に「間」を作ることができません。これは映像的に物語を楽しむ人にとって、大きなストレスになります。

朗読者の声色や解釈に引っ張られる違和感

朗読は声優やナレーターの解釈が色濃く反映されます。
声色や抑揚、キャラクターの表現が、自分のイメージと食い違うと「そんな人物じゃない」と感じてしまい、作品への没入感が途切れるのです。好きな声優であっても「合わない」と思えば、その瞬間に世界観が崩れてしまいます。


統計データから見るAudible利用傾向

株式会社オトバンクの調査では、オーディオブック利用者の約65%が「ビジネス書や実用書を中心に聴く」と回答しています。
小説を聴く人は全体の20%程度にとどまり、満足度も低めです。これはまさに「小説は読む楽しみの方が勝る」と考える層が一定数いることを示しています。


体験談:Audibleを何度も試してもダメだった話

私は何度かAudibleに挑戦しました。
最初は好きな声優が朗読するエッセイを選びましたが、5分も経たないうちに「何かと違う」と感じてストップ。
他の声優やナレーターで数冊ほど試してみましたが、どれも最後まで聴けませんでした。
「文章を自分で映像化する癖」がある私には、情報をただ声で伝えるAudibleは合わないと結論づけました。


Audibleが向いているコンテンツは小説以外

ビジネス書や実用書はむしろ相性抜群

事実やノウハウを中心とするビジネス書では、声色や抑揚に左右される余地が小さく、Audibleの「ながら学習」と相性が良いです。たとえば家事をしながらマーケティング本を聴けば、時間を有効活用できます。

ただし書籍ならばグラフや図解があり、視覚から情報も得られるますし、理解するまで自分なりのペースでページをめくる時間を調整できます。Audibleでは難しいでしょう。

英語学習や資格勉強には有効?

リスニング力強化や反復学習が必要な語学・資格分野では、Audibleはむしろ強力なツールになりそうです。小説のように「想像力で映像化する必要がない」ジャンルは、オーディオブックの利点を最大限に活かせるかもしれません。


Audibleが合わない人の代替手段

紙の本や電子書籍で読む

文字で読むからこそ、自分のリズムで世界観を構築できます。紙なら質感や装丁も含めて体験の一部。電子書籍なら持ち運びが便利で、辞書機能など学習面での利点もあります。

私は現在、ほぼ全ての書籍(漫画含め)をKindleで持っています。持ち運びの端末としても持っていますし、家だとPCの大画面で週刊少年ジャンプなどが読めるので重宝しています。

読書体験を広げる他サービスの選択肢

Kindle Unlimitedなど電子書籍の読み放題サービスは、Audibleが合わない人にとって魅力的な代替手段です。小説は文字で、ビジネス書は音声で──と使い分けるのも賢いやり方でしょう。

またAudibleにはtalkもあります。
VTuberの叶さんと声優の小野賢章さんの『小野賢章と叶のなんでもない話』という番組がありましたが、それをやっていた時だけ、私はAudibleに登録していました。


結論:Audibleを選ぶかどうかは「読書スタイル」で決める

Audibleは便利で魅力的なサービスですが、小説を「脳内映画」として読む人には不向きです。

逆に、ビジネス書や学習用途では大いに役立ちます。大切なのは、自分の読書スタイルに合わせて使い分けることです。無理に合わせる必要はなく、合わないと感じたら他の方法で楽しめばよいのです。

もしあなたがAudibleに迷っているなら、まずは無料体験で「自分の読書スタイルに合うかどうか」を試してみるのが良いでしょう。


→ Audibleはこちらから行けます。